週刊やまとごころ通信バックナンバー

週刊やまとごころ通信バックナンバーをご紹介します。

ヴィーガン対応で地域をリードする、老舗温泉旅館のインバウンド取り組み

やまとごころ通信 Vol.943

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

コロナ禍で特に増えたニーズの1つに、ベジタリアン/ヴィ―ガンが挙げられます。

特に動物愛護や環境問題への意識からベジタリアン/ヴィ―ガンになる人もいますが、
健康意識への高まりや好きな有名人がそうだからという理由でマネするような人もい
て、どこまで厳密にかというのは人によって様々ですが、需要は確実に増えています。

メルマガでも紹介している熊本県人吉市の旅館あゆの里は、2020年7月の水害で被災し
休業を余儀なくされましたが、その間にハードソフトともにリニューアルをし、ヴィ―
ガンメニューの開発にも取り組みました。

日本では調味料や油などにも豚や魚介が入っているケースも多いため「要望に応じて対
応するが、完全なヴィ―ガン対応は難しい」「対応しても売り上げや利益に繋がらな
い」という声もあります。中長期の視点をもって「投資」と捉えて対応すれば、先行者
利益を享受でき、メリットにもなるのではないかと思います。

すべての飲食店や旅館が対応する必要はありませんが、国内で対応できる施設が増え、
世界的に日本の競争力が上がることも期待したいです。

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ヴィーガン対応で地域をリードする、老舗温泉旅館のインバウンド取り組み
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豪雨災害を学びに復興を見据えて掲げたのが、サステナビリティを視野に入れたヴィー
ガン食での多様性対応。温泉旅館の取り組みを紹介します。

▼食の多様性についてはこちら
ベジタリアン対応で訪日客誘致にアドバンテージ

熊本県人吉球磨地域の取り組みはこちらも
災害を学びに、食の多様性への対応を通じてサステナブルな観光地域づくりを目指

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2022年10月世界の航空需要 旅行シーズンを迎え好調維持、日本の国内線は2019年の9
割弱まで回復

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引き続き好調を維持する世界の航空需要、日本の国内線は新型コロナウイルス感染症
7波の収束と全国旅行支援の効果で力強く回復しました。

▼年間でも北中米と欧州の回復が目立ちます
2022年の世界の旅行需要 ビーチリゾートが回復を牽引、トルコのアンタルヤはコロナ
前の66%増


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ニセコの観光再開へ向け『WELCOME BACK』PR動画公開、コロナ感染対策ガイドライ
ンを盛り込む

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倶知安観光協会がスキーシーズンを迎えたニセコの魅力と観光客の安心安全、迎え入れ
るスタッフや住民のホスピタリティを表現した映像を公開しました

▼海外の旅行雑誌でもニセコが注目されています
日本のビザ免除と個人旅行再開を受け海外大手旅行メディアが日本に着目。その内容とは?

ニセコ町の持続可能なまちづくり
北海道ニセコ町が、持続可能な観光地づくりへの挑戦を続けられる理由

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やまとごころ編集部のつぶやき
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いま地上波TVで放送されているドラマに登場する近所の駅がロケ地めぐりのファンで賑
わっています。小田急線の地下化に伴い、すっかりきれいになった世田谷代田駅がそれ
です。各駅停車しか止まらないし、70ある駅の中で乗降者数63番目という少なさです
が、そこから下北沢へ向かう線路跡には一味違ったお店が並ぶ施設ができ、逆の梅ヶ丘
駅方面を見れば富士山が望め、カフェや公園もある。のんびり散歩して過ごすには絶好
の場所なので、リピーターが生まれるかもしれません。私も聖地誕生を身近で目撃して
楽しくなりました。
(刈部けい子)