週刊やまとごころ通信バックナンバー

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持続可能性に貢献、ベジタリアン・ヴィーガンの知っておくべき基礎知識とトレンド

やまとごころ通信 Vol.930

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

本格的なインバウンド受け入れ再開スタートから2週間がたちました。観光事業者の方か
らも、宿の予約やツアーの申し込みが増えているという話も耳にするようになりました。

そしてこのタイミングで、食の多様性への対応の一つ、「ベジタリアン/ヴィ―ガン」の
新連載もスタートしました。

2年以上もの間、自由に旅行や移動できない日々を過ごす中で、特に先進国中心に人々の
価値観の変化が急速に進んでいますが、その一つが「環境問題」への意識や責任ではない
かと感じています。

観光客が減ったことで、自然環境やごみ問題、騒音といった問題が改善されたケースも多
くみられ、観光におけるマネジメントの重要性が認識されるようになったり、飛行機利用
によるCO2排出への意識が今まで以上に高まり、CO2排出量の少ない移動方法への選択
や、出張が削減されるといったことも起こっています。

日常生活と直結する「食」についても、環境への負荷が少ない食生活を選択する人が増え
ています。「日本食を楽しむ」ことが、訪日にあたって期待することナンバーワンなだけ
に、食の多様性への対応が訪日客の満足度向上には欠かせません。

そんな思いでスタートしたコラムです。今回は基礎的な内容を中心にまとめていますの
で、ぜひご一読ください。

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持続可能性に貢献、ベジタリアン・ヴィーガンの知っておくべき基礎知識とトレンド
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コロナを経て特に国内外で一気に注目を集めた分野の一つが「ベジタリアンヴィーガン」。
健康志向はもちろん、SDGsや持続可能性など、食の果たす責任への意識も高まっています。

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インバウンドのアドバンテージとなる、観光事業者が今すぐできるベジタリアン対応
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実は、多くのベジタリアンは日本の対応には満足していないようです。訪日客に食事を提供
する事業者や、自治体、DMOなどの観光関連事業者にとってのベジタリアンヴィーガン
応の必要性やメリットなどをお伝えします。

▼ヴィ―ガン対応を始めた老舗の飲食店は、コロナ禍でも売り上げを伸ばした事例はこちら
名古屋の老舗味噌煮込みうどん店がハラール・ヴィーガン対応を始めた理由(前編)

食の多様性への対応がメリットに、コロナ禍でも売上を維持し続ける理由(後編)

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【訪日外国人数】2022年9月訪日客数20万6500人、パンデミックでの入国停止以降
初の20万人突破

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9月の訪日外国人数は20万6500人.1カ月の訪日客数が20万人を超えたのは、新型コロナ
ウイルス感染症の拡大により入国が停止した2020年3月以降、初となります。

▼日本のインバウンドは、コロナ前比の1割まで回復しましたが、世界の旅行市場の動向と
比較してみると面白いです。
2022年1-7月国際観光動向、コロナ前比で約6割。世界情勢悪化により回復鈍化と予
―UNWTO


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脱プラ社会実現に向け、プラごみ削減宿泊プラン、志賀高原エリアで販売開始
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脱炭素につながる、脱プラスチック活動が注目されています。長野県志賀高原エリアで、宿泊
施設の「プラスチックごみ削減」を目的とした宿泊プランを販売開始しました。

2022年4月に施行されたプラ新法の内容を改めておさらいします。
宿泊施設必見「プラスチック新法」とは? 基礎知識を解説

ホテルマネジメント専門家に聞く「プラスチック新法」対応で宿泊施設が取り入れたい低
コスト・低労力の具体案


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やまとごころ編集部のつぶやき
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2019年まで住んでいた町では、町内会でハロウィンイベントが催されていました。子供た
ちが仮装して家々を周り「トリック・オア・トリート」と言うと、お菓子が貰えるのです。
子供たちは、お菓子のある家に印のついた地図と、玄関先の飾りを頼りに、町内を巡るの
です。2020年に引っ越してから、この時期になると息子は「ここではハロウィンはないの?」
と聞きます。去年までは「コロナだからねぇ」と誤魔化していましたが、今年は近所でイベ
ントを探してみましょうか。あの暖かいご近所ハロウィンに匹敵するものを見つけることは、
いずれにしても不可能なのですが。
(清水陽子)