週刊やまとごころ通信バックナンバー

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現地レポ/世界初「持続可能な観光」特化型商談会フィリピンで開催、トップリーダーは何を訴えたのか?

やまとごころ通信 Vol.979

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

GWに島根旅行をしています。以前は「出雲大社」と、世界遺産に認定された「石見銀山」以
外の観光スポットについてあまり詳しくありませんでしたが、観光業に関わることで、実は面
白いものがたくさんあることを知りました。1泊2泊では行ける場所にも限りがあるので、今回
はGWを利用していろいろなところを見て回っています。

土曜日に訪れた温泉街ではちょうど石見神楽の上演があると知り、見たのですが、その迫力
に圧倒されました。終了後挨拶に出てきた演者の方は皆、息があがり汗だく。青年男性のメ
ンバーが中心のチームでしたが、その後いろいろ調べていくと、学生時代に郷土芸能部に所属
していた代表の方が、「もう一度神楽を舞いたい」という思いで、仲間を集めて立ち上げたと
のこと。十数年前に活動を休止していた神楽同好会を説得して衣装を借り受け、ローンを組ん
だり自腹を切ったりしながら、設備を整えたそうです。

人口減少、高齢化、過疎化など地域が抱える課題は尽きませんが、地元を愛する若い人たち
エネルギーは、地域活性化の大きな原動力の1つであることを実感しました。きっと、こうし
た石見神楽も、外国人旅行者に響くだろうなと思いながら、1時間の舞台に没頭しました。

鳥取、島根は、地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業のモデル観光地に選
ばれており、今後の発展が楽しみです。

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【現地レポ】世界初「持続可能な観光」特化型商談会フィリピンで開催、トップリーダーは何
を訴えたのか?

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日本からは責任ある観光を実践する旅行会社アライアンスである(一社)JARTAがブース出展
したイベントの様子をレポートします。

JARTA代表理事の高山氏によるサステナブルツーリズム事例で
【徹底解説】サステナブルツーリズム実践の具体的な一歩、宿や旅行会社は何ができる?

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2023年1-3月期インバウンド消費額1兆146億円、コロナ前の9割近くまで回復
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国籍・地域別の旅行消費額トップは、2022年第4四半期と同様に訪日客数の最も多かった韓国
でした。

▼コロナ前より増えている宿泊費、施設の対応も注目されます
アートの町「直島」発 インバウンド向け新スタイルの宿から考える日本旅館の強みとは?

▼インバウンドよりいち早く回復した日本人の旅行消費は?
2022年の国内旅行消費額は17兆1695億円、コロナ前の8割まで回復

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訪日外国人観光客に人気の旅ナカ体験TOP10、富士エリアなど関東近郊に注目高まるーKlook
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個人旅行解禁後は訪日客が増えていますが、インバウンドに人気のスポット1位は日本人にも
人気のあの場所でした。

TOP10に2カ所が入ったチームラボは海外のメディアでも取り上げられています
東京の美術館ベスト7 ロンリープラネットが発表、チームラボやジブリ、森美術館など

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やまとごころ編集部のつぶやき
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旅行サービス手配業務取扱管理者の継続研修を受けました。2018年の旅行業法の改正により、
日本国内でランドオペレーター業務を行うには、旅行サービス手配業務取扱管理者を選任し、
「旅行サービス手配業」として登録することが必要となりました。そして、旅行サービス手配
業務取扱管理者は、5年毎に「継続研修」を受講することが義務付けられています。つまり、
今年初めて継続研修が実施されたということです。オンラインで講習をうけましたが、久々に
知識のブラッシュアップができました。
(清水陽子)