週刊やまとごころ通信バックナンバー

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高千穂神楽継承に向け保存会立ち上げと観光活用に取り組むインバウンドスタートアップの挑戦

やまとごころ通信 Vol.924

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

本日のおすすめ記事は、高千穂夜神楽の保存に向けて活動する日髙さんのインタビュ
ー記事です。

特に記事内の「今はボランティアでもいい、安くてもいいと思っていても、それで孫
子の代まで手渡せるかどうかを真剣に考える必要があります。持続できる形で適正な
価格で売ることが、とても重要です」という言葉が強く印象に残りました。

都心から地方に行けば行くほど、お金を介さない物々交換や信頼関係などで人との関
係性が成り立っているので、地方に住む方はお金をとることに対して、躊躇する傾向
が強くなります。

それはとても素晴らしいことですが、人口減少が急激に進む中、高度経済成長の時代
と同じアプローチを続けていれば、限界も来てしまいます。

地方ならではの良いところは残しつつも、新しいアプローチも模索しなければいけな
い。そんなときに、地域に人を呼び込み、お金を使ってもらったり、関係人口として
継続的に関わってもらうための手段として、観光やインバウンドがあるのだなと改め
て思いました。

地域が長らく継続して守り続けてきたものに敬意を払い、大切な部分は残しながら、
いかにして観光やインバウンドで活用していくかが、日本の観光、インバウンドでは
大切になることを実感しています。ぜひ読んでみてください。

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高千穂神楽継承に向け保存会立ち上げと観光活用に取り組むインバウンドスタートア
ップの挑戦

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地域住民と旅行者のニーズを理解し、両者をうまく繋ぎ合わせるコミュニティリーダ
ーの存在が注目されています。

▼高千穂の取り組みはこちらも
【DMO研究】貸ボートの価格大幅アップのわけ、自主財源を確保する高千穂観光協会
の観光地経営


日本初 農閑期の棚田を活用したサブスク式キャンプ場、地域の協力により高千穂で
誕生


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2年ぶりの開催 ツーリズムEXPOジャパン2022は来場者に「持続可能な旅」を訴求でき
たのか? 

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コロナ禍を経た今回のテーマは「新しい時代へのチャレンジ~ReStart~」。どのよう
な新しい「旅」が提示されたのか、パビリオンやシンポジウムから探ってみました。

▼ハワイブースが訴求したレスポンシボル・ツーリズムについてはこちらを
ハワイ州観光局日本支局長ミツエ・ヴァーレイ氏に聞く、地域コミュニティ重視型の
戦略へ舵取りした理由


▼インバウンド再開に向けサステナブルツーリズムを考えましょう
【徹底解説】観光業界がなぜ「持続可能な観光」に取り組むべきか、その理由を考え
る–Vol.2


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2年半ぶり訪日観光本格再開 JNTO理事長コメント、インバウンド旅行早期回復と全国
への波及目指す

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本格的な訪日観光客受入再開に向け、JNTOは、航空会社との共同広告キャンペーン
や、1000万人を超えるフォロワーを持つSNSを通じた最新情報発信等を強化していく
方針といいます。

JNTOも注力するアドベンチャートラベルに求められる人材とは
世界が注目、アドベンチャートラベルに求められる「人材」の姿(前編)

アドベンチャートラベル人材の「質」「量」底上げへの課題と取り組み(後編)

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2022年お盆期間の一番人気は羽田-千歳線、運航便数コロナ前上回る。国際線は韓国
便が最多

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2022年の日本のお盆休みは、コロナ前を上回る本数が運航した路線が出るなど、航空
機による旅行が回復しました。

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やまとごころ編集部のつぶやき
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2年8カ月ぶりにソウルへ行きました。海外旅行はもちろん、飛行機に乗るのもほんと
うに久しぶり。韓国入国のハードルは先月末の時点で入国後24時間以内のPCR検査で
したが、陰性の連絡を受けたもののQ-Code(日本でいうMySosのようなもの)に登録
できず。聞いたところによるとほぼ形骸化しているとのこと。10月1日からそれが不
要になったのは何よりでした。これで訪韓はコロナ前に戻りましたし、日本もノービ
ザで観光客の入国を受け入れるとのことで、訪日を待ちわびていた韓国の人たちの盛
り上がりがすごかったです。
(刈部けい子)