週刊やまとごころ通信バックナンバー

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観光の枠を超えて連携、フィンランドのサウナプロモーションから学べること

やまとごころ通信 Vol.861

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おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

先週末は、長らく停止していた新規外国人の入国を緩和することが報道されました。
国内外での緩和論を背景とした方針変更を受けて、まずは留学生やビジネス目的から。
なお、入国時の待期期間短縮の案も出ているとのこと。
実際に、観光客の往来にはまだ時間がかかりそうですが、インバウンド回復に向けて
の一歩とも言えそうで観光・インバウンド業界にとっては明るいニュースとなりそう
です。方針がまた逆戻りしないことを、願いたいです。

なお、本日のおすすめは、サウナプロモーションの記事です。
その地に昔から根付く「ライフスタイル」を活用するというフィンランドの戦略は特
に、教養が高く知的好奇心の強い欧米豪圏をターゲットとしたプロモーションに参考
になるのではないかと思います。
フィンランドの取り組みを深く知るにつれ、デスティネーションマーケティングとい
うのは成果が出始めるまでに5-10年必要で、短期的な施策ではなく、長い目で見て
継続することが大切だと実感します。

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観光の枠を超えて連携、フィンランドのサウナプロモーションから学べること
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サウナは世界で最も良く知られているフィンランド語だそうです。日本でも若者に人
気のサウナを観光プロモーションに用いたフィンランドの戦略を紹介します。

フィンランドの観光戦略はこちらも
観光地マーケティングに欠かせない「異業種連携」選ぶ際のポイントは?

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日本人旅行者のSDGsへの意識と行動、重要性を認識するも旅行中は下がる傾向に —
JTB総研調査

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現在、国をはじめ自治体や企業ではSDGsの達成に向けて積極的な取り組みが続いてい
ます。ここでは日本の旅行者の意識に焦点を当てました。

▼観光地側でも持続可能な取り組みが進んでいます
狙いは「日本市場開拓」持続可能な観光地づくり、自治体の広域連携が目指すもの

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歴史的建築物を観光資源として活用、名建築とアートのコラボ
「マツモト建築芸術祭」 民間主導で開催

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2月20日まで、長野県松本市で開催されている「マツモト建築芸術祭」。市内に残る
歴史的建築物にアート作品を展示して特別な空間を創り出しています。

▼歴史的建造物を時代に合わせて活用する事例はこちらも
【NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館】日本初、指定文化財をホテルに。地域の歴史的建造
物維持に向けた活用という選択


▼地域を面白くする人材が求められています
地域ブランディングにひと役買う“地域編集者”とは? |観光業をブレイクスルー
する人材


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やまとごころ編集部のつぶやき
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小田急線の東北沢から世田谷代田の区間の地下化に伴い、線路跡に散歩道と商業施設
がたくさんできました。先日その区間を徒歩で巡り、カフェや台湾屋台、古着屋など、
いろいろ寄り道しながら楽しんだのですが、"下北線路街空き地"ではなんとサウナタ
ウンなるものに出くわしました。屋外にテント式サウナを並べての期間限定の催しで
す。今回ご紹介したフィンランドのサウナプロモーションの記事にありましたが、
「なるほど、サウナーはこういう楽しみ方もするのか」と、サウナ人気を目の当たり
にする思いでした。
(刈部けい子)