週刊やまとごころ通信バックナンバー

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訪日本のビザ免除と個人旅行再開を受け海外大手旅行メディアが日本に着目。その内容とは?

やまとごころ通信 Vol.928

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

入国規制の緩和で、訪日した外国人観光客へのインタビューがテレビなどでも報道され
観光業界には明るいニュースが訪れた1週間でした。

今回は、先週触れた浅草滞在中にふらっと立ち寄ったお店が面白かったので紹介します。

そこは、「東京諸島の名産やお酒が楽しめる」をコンセプトにした居酒屋で、伊豆小笠原
諸島で扱っているお酒や食材を使った料理を出しています。お店には東京諸島の地図やイ
ベントのポスターや、各島のパンフレットも多数揃っていますし、東京竹芝と各諸島を結
ぶ船会社の関連グッズが並んでいます。他にも、船のアナウンスなどをアレンジしたBGM
を流したり、店内のモニターには島の紹介ムービーを映しだしたり、とにかく島一色のお
店です。

私も思わず、パンフレットを手に取り熟読し、その後お店のマスターと常連さんと島の話
題で盛り上がり、会話とお酒が進みました。さらに聞くと、島で生まれ育ち本島に出てき
た人たちや、船会社の方をはじめ、島の関係者も集う「東京諸島コミュニティ」が形成さ
れているそうです。飲食店は「食事」を提供するのはもちろんですが、それ以外の価値が
あるからこそ人が集まる場所となっているのですね。

私のような一見さんも温かく受け入れてくれ仲良くなったので、数日後にお店に再訪した
ところ、今度は仕事で島に何度も足を運んでいる常連の方に出くわし、島の魅力や面白い
点をたくさん聞け、島コミュニティに片足を突っ込むことができました。

飲食店がおいしい食事を提供する以外にどう価値を提供しリピートに繋げるか、それは、
お店の業態やターゲットによって価値の作り方はそれぞれです。が、これも一つの価値提
供の在り方ではないかと感じました。

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日本のビザ免除と個人旅行再開を受け海外大手旅行メディアが日本に着目。その内容とは?
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日本政府の大幅な水際対策緩和を受け、海外の旅行メディアが続々と日本を紹介していま
すが、どのような点がアピールしているのでしょうか。

リピーターの多い台湾と香港は日本の解禁を待ちわびていたようで
水際対策緩和の台湾と香港、リベンジ旅行一番人気は「日本」。航空券購入でアクセス殺到

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2021年世界の航空会社旅客数ランキング、アメリカが上位独占、欧州とアジアは低迷 ー
Cirium

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パンデミック前にはアジア太平洋地域が世界の旅客輸送量の最大シェアを誇っていました
が、2021年は国内線需要が力強く回復した北米勢がトップに浮上しました。

▼航空会社の人気ランキングの顔ぶれはがらっと変わります。
2022年航空会社人気ランキングSkytrax発表、カタール航空2連覇 ANAは4位 JALは6位に

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震災伝承施設・南三陸311メモリアルオープン、語り部によるガイドツアー始まる
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東日本大震災の経験を伝える施設「南三陸311メモリアル」がオープン。「地域の方から直
接話を聞きたい」という声に応えて、語り部ガイドが案内するツアーも始まりました。

▼復興のための観光振興について考えています
東北インバウンド観光のカギを握る仙台国際空港株式会社が目指す次の10年

東北インバウンド観光復興の経験に学ぶ、コロナ禍からの回復に活かせること

震災から10年を経て再考する東北におけるダークツーリズムの可能性

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やまとごころ編集部のつぶやき
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3年ぶりの~と紹介されるイベントが最近増えています。先日訪れた華道の作品展もそう
でしたが、作品の華やかさと人々の笑顔があいまって、久しぶりに高揚感を覚えました。
こうして以前の楽しみが徐々にもどってきているのを実感します。まだ屋内のマスクや検
温、消毒は続いていますが、それでも家に閉じこもっていた頃と比べると雲泥の差。3年
ぶりに訪日する人たちにも日本の秋を存分に楽しんでほしいと思います。
(刈部けい子)