コロナ禍で加速するサステナブル・ツーリズム、そしてリジェネラティブな観光のあり方とは？

【やまとごころ通信 Vol.742】

おはようございます。やまとごころ編集部の外島（としま）です。

未曾有の社会変容の中、世界的に注目されるサステナブル・ツーリズム。日本においてもコロナ禍により関心度合が急速に加速していることは、弊社で実施したアンケートにも表れていました。そして今、「環境に優しい」にとどまらず、「環境をよくする」という考え方のリジェネラティブ・トラベルの取り組みが世界では少しずつ始まっています。
→withコロナの観光業を救う10のキーワードvol.10コロナ禍で加速するサステナブル・ツーリズム、そしてリジェネラティブな観光のあり方とは？

我が国の観光事業で先頭をいく京都市および京都市観光協会（DMO KYOTO）が、持続可能な京都観光に向け『京都観光行動基準（京都観光モラル）』を発表しました。京都を未来へと引き継いでいくため、京都観光に関わる全ての人に大切にして欲しい事として策定。今後はこの行動基準をベースに、取組や支援を実施していくそうです。
→持続可能かつ責任ある観光を目指し、京都観光にかかわるすべての人を対象とした行動基準策定

依然、収束の兆しの見えない新型コロナウイルス。再拡大が進む中、欧州では再び全土でロックダウンを導入する国もあるなど、深刻さを増しています。かくいう日本でもGo To キャンペーンは実施されているものの感染者数も増加傾向に。「観光立国として、感染対策と両立させながら乗り越えていく」と語る菅首相はどのような舵取りをしていくのでしょうか。そんな中、すべての国との往来を解禁させた南アフリカなど、世界の動きから目が離せません。
→【世界の動き】日本政府「観光とコロナ対策との両立」を強調。国ごとに対応が分かれる14日間の隔離措置。厳格な中国、イギリスは短縮へ

→【コロナ：世界の動き】東京都、警戒レベル「最も深刻」へ。フランス累計感染者数、欧州最多。アメリカ、過去最多の入院患者数

行動規制など厳しい状況が続くものの、欧州ではクルーズ業界の動きも旺盛です。クルーズに対する欧米の方々の情熱は、日本人が考えるよりずっと強いもののようです。欧米がどのようにクルーズを再開させようとしているのか、海外メディアななめ読みで取り上げました。
→【海外メディアななめ読み】動き始めたクルーズ業界。日本はダイヤモンド・プリンセス号で得た経験をいかに世界に共有できるか

7月22日より始まっているGo To トラベル。観光庁が発表したGo To トラベル事業最新利用実績によると、10月31日までの利用人泊数は約3976万人。利用価格帯の分布をみると、もっとも多かったのは「5000円以上1万円未満」の宿泊でした。
→Go To トラベル利用実績速報、3カ月で利用人数4000万人近くに。割引支援額は約2087億円—観光庁

それでは、本日も「インバウンドビジネスを支援する」やまとごころの情報をお役立てください。

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