週刊やまとごころ通信バックナンバー

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1泊100万円の城泊を展開、地域DMOキタ・マネジメントの「手放す」インバウンド戦略

やまとごころ通信 Vol.906

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

本日のメルマガでは、大洲市の地域DMO(一社)キタ・マネジメントの取り組みやイ
ンバウンド戦略を前後編の2本立てで紹介しています。

今年の春に大洲市を訪れたときのこと。中心部の古民家は建物の趣を残したままきれ
いに整備され、宿や飲食店、お土産物屋などが立ち並び、美しい街並みが保存がされ
ている様を目の当たりにしました。

一方で、取材の際は「以前はもっと多くの建物が残っていた。更地や駐車場も増えて
いる」と聞いたのが印象的でした。

老朽化する昔ながらの建物をすべて保存するには限界があります。それでも行政や住
民、DMOなどが結託して景観を守ろうとしたからこそ、今の形があることを考えると、
当事者意識のある方たちによる主体的な行動が何よりも大切なのだと実感しました。

なお、大洲を歩いていてたまたま入った和菓子屋は、江戸初期に創業し大洲藩の御用
菓子となって以来現在まで続く老舗のお店でした。どんな来客にもおもてなしの心で
積極的に交流し、帰り際に特別にとお土産をくださる店主もまた、地域の大切な観光
資源の1つなのかもしれません

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【DMO研究】大洲市の地域DMOに学ぶ、歴史的資源の「保全・活用」で稼ぐ町づくりの
秘訣

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愛媛県南予地方に位置する大洲(おおず)市。「伊予の小京都」とも呼ばれる古き良
き町並み、それを活かした町づくりはどのように実現したのでしょうか。

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【DMO研究】1泊100万円の城泊を展開、地域DMOキタ・マネジメントの「手放す」イン
バウンド戦略

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訪日客をターゲットに作られた100万円で大洲城に泊まるキャッスルステイ。その取
り組みが生まれた背景とインバウンド戦略について聞きました。

▼DMO研究の過去記事もご覧ください
DMO視点によるDMO研究

▼文化資源の高付加価値化の事例です
文化財に泊まる、2泊3日48万円の特別体験プランはいかにして磨き上げられたのか?

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英、仏など急速な観光需要回復に人材確保追いつかず、欧州の空港や航空会社で大混乱
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夏のホリデーシーズン真っ只中の欧州では、人員確保が追いつかない航空業界で、急
回復した夏の需要に対応しきれない事態に陥っています。

▼世界の動きはこちらも
観光再開のオーストラリアとニュージーランド、入国規制緩和で訪日旅行の問い合わ
せ増


▼世界の航空需要はこちら
2022年5月世界の航空需要、インフレ 燃料高騰でも旅行需要旺盛。国際線アジア太平
洋で大幅回復


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【訪日外国人数】2022年6月訪日客数12万400人、外国人観光客受け入れ再開も5月
より減少

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1カ月の訪日客数が10万人を超えるのは、4月以来3カ月連続ですが、5月よりは減少し
ており、観光客受け入れ再開の初月としては寂しい数字となりました。

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満足度が高い道の駅ランキング、地元産品など購入できる充実の施設 上位にランクイン
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2022年度の「満足度の高い道の駅」ランキングが発表されました。コロナ禍でドライ
ブ旅行が注目されるなか、果たして1位はどこだったでしょう?

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やまとごころ編集部のつぶやき
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イギリスの人気バンドColdplayがワールドツアーを行っています。3年前に環境に悪
いという理由で一時ツアー中止を宣言して以来で、あらゆる面で環境に配慮したもの
になっているようです。その一つがツアー用のアプリで、コンサート会場までの持続
可能な移動手段を教えてくれます。私が東京からロンドンのウェンブリーに行く場合、
飛行機は最も避けたい手段なのですが、それしかない場合は直行便で、カーボンオフ
セットを利用している航空会社を選び、ロンドンに着いたら徒歩か公共交通を使うよ
うアドバイスがありました。残念ながら、このツアーは今のところアジアの日程は出
ていないのですが、東京に来たら、会場まで歩けるよう鍛えておきます。
(刈部けい子)