週刊やまとごころ通信バックナンバー

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ラグジュアリー旅行商談会ILTMカンヌで感じた日本のニーズ、富裕層ビジネスで大切な3つのポイント

やまとごころ通信 Vol.954

おはようございます。やまとごころ.jp編集長の堀内です。

先日、海外で鮨レストランを経営している友人が一時帰国しているということで、久しぶりに会っ
てきました。本格的な鮨料理を提供するそのお店では、完全予約制で1人あたり2万円近くのコース
を提供しているそうですが、在住日本人はもちろん外国人にもすごく人気で、連日お客さんでにぎ
わっているそうです。

その友人からの印象的だった話の1つに「鮨屋なのに、魚が食べられないというお客さんが来る」
ということ。「何のために鮨屋に来るんだろう?」とぼやきながら、お肉や野菜など駆使して料理
を提供しているそうです。

その話を聞いて、以前、取材させていただいた「松乃鮨」手塚さんも、ベジタリアンの方には野菜
で鮨を握って提供するし、どんなお客様のニーズにも応じると話していたことを思い出しました。

日本人の感覚では、「鮨=魚」であり、魚を食べない人が鮨屋に行くことはまずないと考えがちで
すが、それはあくまでも日本人の感覚であり、日本の文化を体験するという観点では、シャリの上
は魚でなくてもよいのだなと思います。

既存の価値観にとらわれず、常識や当たり前を取っ払って相手のニーズに応えることで、満足度ア
ップに繋がる、というのを、「鮨屋で魚を出さない」エピソードを通じて感じました。

本日のメルマガで紹介しているILTMカンヌレポートでは、そのような、高付加価値旅行者層とビ
ジネスをする上で大切なこともまとめていますので、ぜひご覧ください。

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ラグジュアリー旅行商談会ILTMカンヌで感じた日本のニーズ、富裕層ビジネスで大切な3つのポイ
ント

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3年ぶりに対面で開催されたILTMカンヌ。期待が大きな訪日旅行には高付加価値な旅への対応が求
められます。

▼旅行商談会レポートはこちらも
ラグジュアリートラベル商談会「Connections」から見る、アフターコロナの富裕層の旅行動向

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年末年始の旅行需要 回復度合いは? 成田はコロナ前5割、羽田7割近くまで回復
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水際対策が緩和されてから初めて迎えた年末年始における羽田空港と成田空港の利用者数が発表さ
れました。

▼世界的に国際線の伸びが堅調です
2022年11月世界の航空需要 北米・アジア太平洋地域が国際線で好調に回復

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日本初、実質電力消費ゼロのホテル、2023年春 愛媛県西条市でオープン。設計は隈研吾氏
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愛媛県西条市にある商業施設「いとまち」の敷地内にオープンする「ITOMACHI HOTEL 0(ゼ
ロ)」は、日本初のゼロエネルギーホテルとして注目です。

アメリカ初のゼロエネルギーホテルはこちら
米国初 100%自家発電のサステナブルなホテルとは? 罪悪感を払しょくする新しい旅

▼ゼロ・ウェイストを発信するホテル
【サステナブル・ツーリズム】コロナ禍でも稼働率7割 徳島山間のゴミステーションに隣接する
HOTELWHYが宿泊者に歯ブラシ持参を求めるわけ


▼宿泊施設のサステナブルな取り組み
【徹底解説】サステナブルツーリズム実践の具体的な一歩、宿や旅行会社は何ができる?

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やまとごころ編集部のつぶやき
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犬の散歩でたまに代々木公園に行きます。先日、その帰りに代々木公園西通りで、ゴーカートを運
転する外国人の一団とすれ違いました。インバウンド全盛期には当たり前のように見かけていた光
景が、「ついに戻ってきた!」と思えた瞬間でした。大勢の訪日客がいれば中にはこうしたアクテ
ィビティを楽しむ人もいるだろう程度に思っていたので、観光客の入国が解禁されたとはいえまだ
まだコロナ前の水準には程遠い現状で、こうして一見風変わりな体験を楽しむ人がいることが驚き
でした。
(刈部けい子)