週刊やまとごころ通信バックナンバー

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観光庁2022年度の予算要求を解説、サステナブルやDX推進、新たな旅のスタイルに向けたコンテンツ支援など425億円

【やまとごころ通信 Vol.822】

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おはようございます。
月曜日のやまとごころ通信をお届けします。

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観光庁2022年度の予算要求を解説、サステナブルやDX推進、
新たな旅のスタイルに向けたコンテンツ支援など425億円

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令和4年(2022年)度の観光庁の予算概算要求は前年度予算比3.3%増の425億3500万円
でした。コロナ収束後の観光再生へ向け、様々な取り組みが進められます。

▼インバウンド対応におけるDXのメリットはこちら
旅行者のニーズに基づく観光DXが成否のカギを握る
【日本の旅ナカ市場拡大のヒント】


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2021年6月の世界の航空需要 欧米中東などワクチン接種率増と共に回復、
アジア太平洋は9割減と大苦戦

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IATA(国際航空運送協会)によると6月の世界の航空需要は、国際線、国内線とも4月
より微増したものの各国政府の入国規制によりパンデミック以前の水準には遠く及ば
ず。とくにアジア太平洋地域の国際線は苦戦が続いています。

▼4月の実績はこちら
2021年4月の世界の航空需要 国内線は回復傾向、中国ロシアはコロナ前より増加。
国際線は苦戦続く


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【宿泊統計】2021年6月宿泊者数は1960万人泊、3カ月連続で減少。
7月は東京五輪などの影響で増加

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観光庁が発表した2021年6月の宿泊旅行統計調査結果(第2次速報値)で全体の延べ宿
泊者数は1960万人泊でした。パンデミック前と比べると6割減となり、先月からも減
少しています。

▼訪日客数はこちら
【訪日外国人数】2021年6月訪日客数9300人、引き続き低水準

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日本各地の特産品を台湾に、日台相互関係人口の拡大目指す。
日本旅行と台湾小売裕源が連携

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日本旅行と、台湾で小売業を展開する裕源が連携。高品質な日本の商品を通して、将
来的なインバウンド需要の拡大を狙います。12月に台中で開催される「日本の観光・
物産博2021」では日本の物産品販売プロモーションを実施する予定です。

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やまとごころ編集部のつぶやき
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先日、とある町でまちづくりを担う地域商社の方とお話する機会がありました。その
地域商社では、地域産品を活かした商品づくりに取り組んだり、ワーケーションや多
拠点生活など、より広い意味での関係人口創出に取り組んでいます。観光についての
意見を伺ったところ「立地や観光資源を考えると、観光で誘客するのは難しい」との
本音がポロリ。観光に携わる身として、ツーリズムに可能性を感じていますが、その
本質は、まちづくりや地域づくりの1つの手段であることを忘れてはいけない。より
広い視点をもって地域を見ることが大切だなと痛感させられる一言でした。
(堀内祐香)